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AIゲームで稼ぐ方法7つ|手数料・手取り・規約を比較【2026年版】

ゲーム画面が映るモニターの前で収益の計画を立てる日本人の若い開発者

AIゲームで稼ぐ方法は大きく7つあります。Steamやitch.ioでの販売・ブラウザゲームの広告・スマホアプリ・同人ショップ・実況動画・受託や素材販売です。どれを選ぶかで、最初にかかるお金も手数料も、AIを使ったときに守る規約も変わります。

この記事では7つの稼ぎ方を、初期費用・手数料・審査・AI規約・収益が出るまでの期間で横並びに比べます。売上1万円で手元にいくら残るかの試算と、月1万円や月10万円を目指すときの進め方もまとめました。後半では生成AIの開示ルールと著作権、副業の税金、つまずきやすい点を扱います。

手数料や規約は2026年10月時点で各社の公式ページを確認した内容です。変更が多い分野なので、申し込む前に必ず最新の公式情報を見てください。

この記事の目次
  1. 01AIで作ったゲームは本当に稼げるのか
  2. 02AIゲームで稼ぐ方法7つの比較表
    1. 1. Steamで販売する
    2. 2. itch.ioで販売する
    3. 3. ブラウザゲームに広告を付ける
    4. 4. スマホアプリで広告・課金
    5. 5. DLsite・FANZAなど同人ショップで売る
    6. 6. 実況・解説動画で稼ぐ
    7. 7. 受託・素材・教材で稼ぐ
  3. 03売上1万円で手元にいくら残るか
  4. 04売れるAIゲームにするための準備
    1. 遊びの中心を1つに絞る
    2. 見た目の統一感をそろえる
    3. 英語に対応しておく
    4. 出す前から発信する
  5. 05目的別のおすすめルート
    1. まず月1万円を目指す場合
    2. 月10万円を目指す場合
    3. 作品で名前を売りたい場合
  6. 06AIを使うときに守る規約と権利
    1. 販売先ごとの開示ルール
    2. 著作権で気を付けること
    3. AIツールの利用規約
  7. 07税金と確定申告
    1. 会社員の20万円ルール
    2. 事業所得と雑所得
    3. 海外の売上と消費税
  8. 08AIゲームで稼ごうとしてよくある失敗
  9. 09よくある質問
  10. 10まとめ

AIで作ったゲームは本当に稼げるのか

結論から書くと、AIでゲームを作って収入を得ることはできます。ただし作って公開するだけで売れる状況ではありません。Steamの公開データを見ると、売上の分布はかなり偏っています。

調査会社Totally Human Mediaが2025年11月にまとめた集計では、生成AIの使用を開示したSteamのゲームは10,258本でした。Steam全体の約8%にあたります。このうち推定売上が1万ドル未満の作品が約93%を占め、1,000万ドルを超えた作品は12本でした。売上はレビュー数から推計した値ですが、一部のヒット作が全体の売上を押し上げている形は読み取れます。

開示が売れ行きに影響するかについては、Game OracleのRoss Burton氏による分析があります。2025年1月から10月に出た有料作品9,879本を調べたところ、レビュー数の中央値は開示ありが4件、開示なしが7件でした。発売1か月のレビュー数は開示で約53%少なくなるという推計です。本人も頑健性は中程度としていて、開発者の腕や宣伝費の差までは除けていない点に注意が必要です。

一方でGameDiscoverCoが約3,800人のSteamユーザーに聞いた調査では、43%が生成AIを使ったゲームの購入に抵抗がないと答えました。絶対に買わないと答えた人は8.1%です。AIを使ったこと自体より、遊んで面白いかどうかが売上を分けると考えたほうが実態に近いでしょう。

2026年1月にSteamで出た新作のうち約3割がAIの使用を開示していたという報道もあります。AIで作れること自体はもう差になりません。稼げるかどうかは、どこで出すか、どう見つけてもらうかに左右されます。

ノートパソコンでゲームの売上グラフを確認する個人開発者の机
売上は一部の作品に集中しやすい

AIゲームで稼ぐ方法7つの比較表

まず7つの稼ぎ方を一覧で比べます。手数料は売上に対して販売先が差し引く割合で、決済手数料や税金は別にかかる場合があります。

稼ぎ方 初期費用 手数料・取り分 審査 AI規約 収益化までの目安
Steam販売 1作品100ドル(売上1,000ドルで返金) 30%(累計1,000万ドル超の部分は25%) あり(ストアページとビルド) プレイヤーが触れるAI生成物は開示が必須 登録料の支払いから最短でも数週間
itch.io販売 無料 開発者が0〜100%で設定(初期値10%) なし 素材の販売は開示が必須、ゲームは回答を推奨 公開した日から
ブラウザゲーム+広告 無料〜サーバー代 Poki経由は50%、GameDistributionは純収益の33%など ポータルごとにあり 専用の規約は見当たらない 審査とSDK導入の後
スマホアプリ Apple年99ドル、Google初回25ドル 課金はおおむね15%前後から(条件で変わる) あり AI機能には報告機能や同意取得が必要 テストと審査で数週間
同人ショップ 無料 価格帯ごとの料率(公式表で確認) あり AI生成かどうかの申告が必須、月の申請数に上限 審査後すぐ
実況・解説動画 無料 YouTubeの広告収益分配 収益化の審査あり 量産型は収益化の対象外、写実的な合成は開示 収益化条件を満たしてから
受託・素材・教材 無料 仲介サイトの手数料 サイトによる 依頼主やサイトの規約に従う 受注した月から

表の数字は2026年10月時点のものです。ここからは1つずつ中身を見ていきます。

1. Steamで販売する

Steamは世界中のPCゲーマーが集まる最大の販売先です。出品には1作品ごとにSteam Directの登録料100ドルがかかり、返金はされません。ただし調整後の総収益が1,000ドルに届くと、その後の支払いで100ドルが戻ってきます。

手数料は売上の30%です。1作品の累計売上が1,000万ドルを超えた部分は25%、5,000万ドルを超えた部分は20%に下がります。個人の作品なら30%で計算しておけば十分でしょう。

AIで作ったアートや音声、テキストを入れたゲームは、Content Surveyで生成AIの使用を申告します。2026年1月の改定で、コーディング補助のような開発効率化のためのAI利用は申告しなくてよいと明確になりました。開示の書き方や手順はSteamでAI生成ゲームを売る方法にまとめています。

発売までの時間も見込んでおきましょう。Steamworksの案内では、登録料を払ってから発売できるまでに21日間の待機期間があります。さらに「近日登場」のストアページを2週間以上公開しておく決まりです。ストアページとビルドの審査はそれぞれ3〜5営業日ほどかかるため、発売日の7営業日以上前に提出するよう案内されています。

2. itch.ioで販売する

itch.ioは登録も出品も無料で、審査なしですぐに公開できます。販売価格の何%をitch.ioに渡すかを開発者が0〜100%で決められる珍しい仕組みで、初期値は10%です。投げ銭式の「好きな額を払う」設定もできます。

2024年11月から、ゲーム素材の販売者は生成AIを使ったかどうかの申告が必須になりました。ゲーム作品は回答が推奨という扱いです。申告すると「AI Generated」のタグがグラフィック・サウンド・テキスト・コードに分けて付きます。素材を売るのに申告していない場合は、ブラウズ一覧に表示されません。

利用者は海外が中心です。英語のページを用意すると見つけてもらいやすくなります。売上規模は小さめでも、初めての有料販売を試す場には向いているでしょう。

3. ブラウザゲームに広告を付ける

ChatGPTやClaudeで作りやすいHTML5のブラウザゲームは、広告で収益化できます。方法は自分のサイトに置いてGoogleのAdSense H5 Games Adsを使うか、PokiやCrazyGamesなど海外のゲームポータルに出すかの2通りです。

H5 Games Adsはゲームの区切りで全画面広告やリワード広告を出せる仕組みです。AdSenseの承認済みアカウントが必要で、別途申し込んで審査を通る必要があります。

Pokiは、Poki経由で来たプレイヤーの広告収益を50/50で分けます。自分で集めたプレイヤーの分は100%開発者の取り分です。その代わり、ほかのWebポータルには出せない独占が条件になります。CrazyGamesは独占不要ですが、英語対応とSDKの組み込みが必要です。GameDistributionは純収益の33%が開発者に支払われます。詳しい条件は作ったゲームの公開先と広告収入で比べています。

4. スマホアプリで広告・課金

スマホゲームは市場が大きい反面、出すまでの手間は7つの中で一番です。Apple Developer Programは年99ドルで、日本円では1万2,980円前後です。登録する方法で円価格が変わるので、申し込み画面で確認してください。Google Playはデベロッパー登録料が25ドルで、払うのは1回だけです。

手数料は日本のスマホ新法を受けて変わりました。Appleは2025年12月18日から、小規模事業者向けプログラムの対象者でストア手数料10%に決済手数料5%を足した15%が基本です。Google Playは年間収益の最初の100万ドルまでサービス手数料10%で、Google Playの決済を使うと請求手数料5%が加わります。日本ではこの新体系が2026年9月30日から適用されています。

2023年11月13日以降に作ったGoogle Playの個人アカウントは、12人以上のテスターが14日間続けて参加するクローズドテストを終えないと公開できません。テスター集めに時間がかかるので、早めに準備しておくと安心です。

5. DLsite・FANZAなど同人ショップで売る

国内の同人ショップは日本語の作品が売れやすく、ノベルゲームやRPGと相性がよい販売先です。ただしAI作品への規制はここ数年で強まっています。

DLsiteは「AI生成作品」と「AI一部利用」のどちらかを申告し、作品説明にAIの使用範囲を書く決まりです。AI生成作品は専用の「AI生成フロア」に集められ、1サークルが月に申請できる本数にも上限があります。DLsiteの公式ヘルプでは、AI生成作品の申請は申請日を基準に月3作品までとされています(2024年4月時点では月2作品でした)。変更されることがあるので、出す前にクリエイター向けのヘルプで最新の数を確認してください。

FANZA同人はAI生成・AI一部利用・AI補助の3区分で申告します。2025年6月からはAI作品がトップページやランキング、新着一覧に出なくなりました。コミック・CG・動画には1オーナーあたり月3作品の制限がありますが、ゲームが対象かどうかは公表されている範囲では明記がありません。BOOTHは2025年7月から、特定の作家への依拠性が高いAI作品や大量の連続出品を非公開やアカウント停止の対象にしています。

6. 実況・解説動画で稼ぐ

作ったゲームを遊ぶ実況や、作り方を見せる解説動画も収入源になります。ゲームの宣伝を兼ねられるので、販売と組み合わせやすい方法です。YouTubeで広告収益を得るには、チャンネル登録者数などパートナープログラムの条件を満たす必要があります。

YouTubeは2025年7月15日に「繰り返しの多いコンテンツ」の名称を「量産型コンテンツ(inauthentic content)」に改めました。テンプレートでほぼ同じ動画を大量に作るチャンネルは収益化の対象外です。Google日本法人はAIの動画を狙った変更ではないと説明しています。人の手で編集し、独自の解説を入れた動画なら問題ありません。写実的な合成映像を使うときは、投稿時に改変・合成コンテンツであることを開示します。

7. 受託・素材・教材で稼ぐ

自分のゲームが売れなくても、作る力そのものを売る道があります。ココナラやクラウドワークスで簡単なブラウザゲームやLP用のミニゲームを受託する、作ったドット絵や効果音を素材として売る、制作の手順を教材や有料記事にまとめるといった形です。

受託は売上が読みやすく、最初の1万円に一番早く届きやすい方法です。依頼主が生成AIの使用を認めているかは案件ごとに違うので、受ける前に必ず確認します。素材を売る場合は、使ったツールの規約で商用利用と再配布が許されているかも見ておきましょう。

販売・広告・動画・受託など複数の収入の流れを表したカラフルなイラスト
稼ぎ方は組み合わせて考える

売上1万円で手元にいくら残るか

同じ1万円の売上でも、販売先によって手元に残る額は大きく違います。手数料だけを差し引いた概算を表にしました。消費税・付加価値税・為替・決済代行の手数料・返金は含めていません。

販売先・方式 差し引かれるもの 手元に残る額の目安
Steam 手数料30% 約7,000円
itch.io(初期設定) itch.ioの取り分10%+決済手数料 9,000円から決済手数料を引いた額
App Store(小規模事業者・Apple決済) ストア手数料10%+決済手数料5% 約8,500円
App Store(一般・Apple決済) ストア手数料21%+決済手数料5% 約7,400円
Google Play(新体系・Google決済) サービス手数料10%+請求手数料5% 約8,500円
Poki(Poki経由のプレイヤー) 広告収益を50/50で分配 約5,000円
Poki(自分で集めたプレイヤー) なし 約10,000円
GameDistribution 開発者の取り分は純収益の33% 約3,300円

Steamでは最初に登録料100ドルがかかる点も忘れられません。1ドル150円で換算すると約1万5,000円です。売上が1,000ドルに届くまでは戻ってこないので、売上1万円の段階では登録料のほうが大きいことになります。

AdSense H5 Games Adsは、管理画面に出る見積もり収益がGoogleの取り分を引いた後の額です。広告の単価はジャンルやプレイヤーの国、季節で大きく動くため、「何回遊ばれたらいくら」という計算は事前にはできません。

ポイント

手数料の低さだけで販売先を決めると失敗しやすくなります。Pokiの50%は高く見えますが、Pokiが集めてくれるプレイヤーの数を考えると、自分のサイトで100%を受け取るより多く残ることもあります。

電卓と硬貨と付箋を並べて手取りを計算している手元
手数料と登録料を差し引いて考える

売れるAIゲームにするための準備

どの稼ぎ方を選んでも、遊んでもらえなければ収入は生まれません。AIで制作が速くなった今は、作る前と出す前の準備で差がつきます。

遊びの中心を1つに絞る

AIに頼むと機能をいくらでも足せるので、何でも入ったまとまりのないゲームになりがちです。最初の作品は「ジャンプして避ける」「3つそろえて消す」のように、遊びの中心を1つに決めて磨き込むほうが評価されます。1回のプレイが数分で終わる作りにすると、ブラウザゲームのポータルでも遊ばれやすくなります。

見た目の統一感をそろえる

画像生成AIで素材を作ると、キャラクターごとに絵柄や色合いがばらつきがちです。プレイヤーはストアのスクリーンショットを数秒見て判断するため、絵柄の統一感は売上に直結します。同じ指示文の型を使い回す、色数を決めておく、最後に人の手で整えるといった工夫が役に立ちます。

英語に対応しておく

Steamやitch.io、海外のポータルでは、プレイヤーの多くが英語圏です。CrazyGamesは英語対応を条件にしています。ゲーム内の文章が少ない作りにしておくと、翻訳の手間も小さく済みます。翻訳にAIを使った場合は、Steamでは開示の対象になる点も覚えておきましょう。

出す前から発信する

開発中の短い動画や画像をSNSに出しておくと、公開した日に遊んでくれる人が増えます。制作の様子を記録しておけば、後で解説動画や記事の材料にも使えます。

目的別のおすすめルート

どの稼ぎ方から始めるかは、何を目指すかで変わります。ここでは3つの目標に分けて、進め方の例を示します。

まず月1万円を目指す場合

最初の1万円は、作品の売上よりも受託や素材販売のほうが早く届きやすい傾向があります。並行してブラウザゲームを作り、itch.ioやunityroomで公開して反応を集めると、次の作品につながります。

  • STEP 1小さく作る1〜2週間で遊べるミニゲームを作る
  • STEP 2無料で公開itch.ioや国内の投稿サイトで感想を集める
  • STEP 3実績にする作品を見せて受託や素材販売につなげる

ゲームを作ったことがない人は、先にAIゲームの作り方完全ガイドで全体の流れをつかんでおくと迷いません。

月10万円を目指す場合

月10万円になると、1つの方法だけで届かせるのは難しくなります。Steamで有料作品を1本出し、その制作過程を動画や記事で発信し、ブラウザ版の体験版をPokiやCrazyGamesに出すといった組み合わせが現実的です。

Steamでは発売前のウィッシュリスト数が初動の売上に大きく関わります。ストアページを早めに公開し、開発中の映像を出し続けて登録を集めておくのが定石です。

収入の柱を複数持つと、1本の作品が不発でも全体の収入が大きく崩れずに済みます。たとえばSteam版の売上が落ち着いた後も、ブラウザ版の広告収益や解説動画の再生は続きます。制作にかけた時間を1つの販売先だけで回収しようとせず、同じ作品を形を変えて何度も使う発想が月10万円への近道です。

作品で名前を売りたい場合

収入より知名度を優先するなら、unityroomやふりーむのような国内の投稿サイトとゲームジャムが向いています。遊んだ人の感想が付きやすく、実況者に取り上げてもらえる機会もあるでしょう。unityroomもゲームプレイのポリシーの範囲で、実況動画の収益化を認めています。

ここで集めたファンは、後で有料作品を出すときの最初の買い手です。遠回りに見えても、2作目以降の売上につながります。

AIを使うときに守る規約と権利

AIで作ったゲームを売るときは、販売先の開示ルールと著作権、使ったAIツールの規約の3つを確認します。どれかを見落とすと、販売停止や権利トラブルにつながります。

販売先ごとの開示ルール

Steamはプレイヤーが触れるアート・音声・テキスト・ローカライズなどにAIを使った場合に申告が必要です。ゲームの実行中にAIが文章や画像を生成する場合は、違法なコンテンツが出ないようにする仕組みの説明も求められます。成人向けの性的コンテンツをゲーム中にAIで生成する作品は、現在は出品できません。

スマホでは、AIでコンテンツを生成するアプリにGoogle Playが不快な出力を報告する機能を求めています。Appleは2025年11月の審査ガイドライン改定で、個人データを外部のAIに送る場合は明示して許可を得ることを必須にしました。同人ショップの申告区分は前の章で触れたとおりです。

著作権で気を付けること

文化庁が2024年3月に示した「AIと著作権に関する考え方について」では、AIで作ったものが既存作品の著作権侵害になるかを、通常の創作と同じく類似性と依拠性で判断するとしています。特定の作品名やキャラクター名を指示に入れて似せた画像を作れば、侵害と判断されるおそれが高まります。

簡単な指示だけで生成したものは著作物と認められにくい、という点も知っておきたいところです。人が具体的に指示を重ね、選び、手を加えた部分は著作物になり得ます。AI素材だけで作ったゲームは、他人にまねされても守りにくい場合があります。詳しくはAIで作ったゲームの著作権と規約チェックリストを参照してください。

AIツールの利用規約

画像生成や音楽生成のサービスには、無料プランでは商用利用できないものがあります。生成物の権利を誰が持つか、クレジット表記が必要かもサービスごとに違います。ゲームを販売する前に、使ったツールと契約プランを一覧にして、それぞれの規約を確認しておきましょう。素材づくりに使うツールの選び方はゲーム素材をAIで作る方法でも扱っています。

注意

規約は予告なく変わることがあります。販売を始めた後も、プラットフォームとAIツールの告知は定期的に確認してください。

規約の書類とチェックリストを確認しながらノートに書き込む手元
販売先とツールの規約を両方確かめる

税金と確定申告

ゲームで得た収入には税金がかかります。会社員が副業として稼ぐ場合と、個人事業として本格的に取り組む場合で、手続きが変わります。以下は国税庁の案内に沿った基本の整理です。個別の判断は税務署や税理士に確認してください。

会社員の20万円ルール

国税庁のタックスアンサーでは、給与を1か所から受けていて源泉徴収を受けている人は、給与と退職金以外の所得の合計が20万円を超えると確定申告が必要とされています。ここで言う20万円は売上ではなく、売上から経費を引いた所得の額です。

20万円以下で所得税の確定申告が要らない場合でも、住民税は別の扱いです。お住まいの市区町村への申告が必要になることがあるので、自治体の案内を確認しておきましょう。また医療費控除などで還付申告をするときは、20万円以下の副業所得も含めて申告します。

事業所得と雑所得

ゲームの売上は、事業所得か業務に係る雑所得のどちらかで申告するのが一般的です。国税庁は2022年の通達改正で、取引を記録した帳簿を保存していない場合は原則として業務に係る雑所得として扱う考え方を示しました。売上や経費の記録は、始めた月からつけておくと後で困りません。

海外の売上と消費税

Steamやitch.io、海外ポータルの収益はドルやユーロで支払われます。申告では円に換算する必要があるので、入金日と金額、換算に使ったレートを記録しておきます。海外の販売先では、支払いを受ける前に税務情報の登録を求められるのが一般的です。

消費税は、基準期間の課税売上高が1,000万円以下なら原則として納める義務はありません。ただしインボイス発行事業者に登録すると、売上の額にかかわらず納税が必要になります。海外プラットフォームからの売上が消費税の上でどう扱われるかは取引の形で変わるため、売上が増えてきたら専門家に相談するのが安全です。

AIゲームで稼ごうとしてよくある失敗

AIを使うとゲームを作る時間は大きく縮みます。そのぶん、作った後でつまずく人が目立つようになりました。よくある失敗は次の5つです。

  1. 量産して埋もれる似たゲームを短期間に何本も出すと、どの販売先でも評価されにくくなります。BOOTHやYouTube、App Storeでは量産そのものが規制の対象です。
  2. 開示をしないで出す申告が必要な販売先で黙って出すと、後で発覚したときに販売停止になるおそれがあります。開示による売上への影響より、停止のほうがはるかに大きな損失です。
  3. 宣伝を後回しにするSteamはストアページを公開してから発売まで最低2週間あります。この期間にウィッシュリストを集めないと、発売日にほとんど誰にも見られません。
  4. 素材の権利を確かめていないAIで作った画像や曲が既存作品に似ていたり、ツールの規約で商用利用が認められていなかったりする例です。発売後に差し替えるのは手間がかかります。
  5. 手数料と税金を計算していない売上がそのまま手取りになると思っていると、登録料や手数料、税金で想定より大きく減ります。前の章の表を目安に、事前に手取りを見積もっておきましょう。
夜の部屋でモニターを見つめながら次の作品の構想を練る若い開発者
作った後の動き方で結果が変わる


スマートフォンでゲームを確かめながら収益の計画を立てる日本人の個人開発者関連記事スマホゲームの個人開発で収益を出す方法|広告・課金の手取りと審査【2026年版】


よくある質問

プログラミングができなくてもAIゲームで稼げますか

ChatGPTやClaudeにコードを書かせれば、簡単なブラウザゲームはプログラミングの経験がなくても作れます。ただし売れる作品にするには、遊んで試し、直す作業を何度も繰り返す必要があります。作り方はChatGPT・Geminiでブラウザゲームを作る方法を参考にしてください。

AIを使ったことを開示すると売れなくなりますか

Steamでは開示した作品のレビュー数が少なめという分析があります。一方で、43%のユーザーはAIを使ったゲームの購入に抵抗がないという調査もあります。申告が必要な販売先で開示を避けるのは規約違反になるので、開示したうえで内容の面白さで勝負するのが基本です。

初期費用ゼロで始められる方法はありますか

itch.ioでの販売、ブラウザゲームの公開、受託や素材販売は無料で始められます。Steamは1作品100ドル、スマホアプリはAppleが年99ドル、Googleが初回25ドルかかります。

副業の収入が少ない場合も申告は必要ですか

会社員で給与以外の所得が20万円以下なら、所得税の確定申告は原則として不要です。ただし住民税の申告が必要になる場合があります。お住まいの市区町村の案内を確認してください。

Steamとブラウザ版を同時に出しても問題ありませんか

問題ありません。Pokiの独占条件はWebポータルに限られていて、Steamやアプリストアでの配信は自由とされています。CrazyGamesとGameDistributionはそもそも独占を求めていません。

Claude CodeやCodexで作ったゲームもSteamで売れますか

売れます。2026年1月の改定で、コーディング補助のように開発を効率化するためのAI利用は、Steamの申告の対象外と明確になりました。ただしゲームに入っている画像や音声、文章をAIで作った場合は申告が必要です。作り方はClaude Code・Codexでゲームを作る方法で紹介しています。

月にどれくらい稼げるようになりますか

稼ぎ方と作品によって大きく違うため、目安の金額は示せません。Steamでは生成AIの使用を開示した作品の約93%が推定売上1万ドル未満という集計があります。複数の稼ぎ方を組み合わせて、少しずつ収入の柱を増やすのが現実的です。

まとめ

AIゲームで稼ぐ方法は7つあり、初期費用や手数料、AIの規約がそれぞれ違います。売上の多くは一部の作品に集まっているので、作るだけでなく、どこで出してどう知ってもらうかまで計画しておくことが欠かせません。

最初は無料で始められるitch.ioやブラウザゲーム、受託から試し、反応が取れた作品をSteamやスマホに広げる順番が無理のない進め方です。規約と税金は変わりやすいので、出す前と売れ始めたときに公式情報を確認してください。

この記事のまとめ

  • 稼ぎ方はSteam・itch.io・ブラウザ広告・スマホ・同人ショップ・動画・受託の7つ
  • 売上1万円の手取りはSteamで約7,000円、Poki経由で約5,000円など販売先で大きく違う
  • Steamや同人ショップではAI生成物の申告が必須で、量産は多くの販売先で規制の対象
  • 会社員は給与以外の所得が20万円を超えると確定申告が必要になる
  • 最初は無料で始められる方法で反応を集め、手応えのある作品を有料販売に広げる

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