Google Playgroundとは?AIでゲームを作る使い方と日本で使えるか【2026年10月】

Googleは2026年10月7日(米国時間)に、文章で指示するだけでAIがゲームを作るサービス「Playground」を公開しました。作ったゲームはその場で遊べて、リンクで友人に送ったり公開ギャラリーに載せたりもできます。プログラミングの知識はいりません。
ただし提供は米国の18歳以上に限られ、日本での提供時期はまだ発表されていません。この記事では公式ブログと海外の報道をもとに、Playgroundでできることや使い方の流れ、料金と制作枠の仕組みを整理しました。あわせてUnity Sparkとの違い、似たサービスとの比較、日本で今できる代わりの方法もまとめています。
情報は2026年10月10日時点のものです。Playgroundは実験的なサービスなので、仕様は今後も変わる見込みです。
この記事の目次
Google Playgroundとは
Google Playgroundは、作りたいゲームを文章で説明するとAIが遊べる形にしてくれる、ブラウザで動くゲーム制作サービスです。Googleの実験的なサービスを扱うGoogle Labsから出ていて、公式ブログでも「実験的なゲームプラットフォーム」と紹介されています。サイトのアドレスはplayground.googleです。
制作の中身には、文章生成AIのGeminiと画像生成のNano Banana、音楽生成のLyriaが使われています。ドイツのheise onlineによると、これらのAIをGoogleが独自に作ったゲーム向けの仕組みと組み合わせているそうです。作ったゲームはスマホでもパソコンでもブラウザで遊べます。

発表の要点
| 項目 | 内容(2026年10月10日時点) |
|---|---|
| 公開日 | 2026年10月7日(米国時間) |
| 提供元 | Google(Google Labsの実験的サービス) |
| 対象 | 米国在住の18歳以上 |
| 日本での提供 | 未発表 |
| 動作環境 | ブラウザ(スマホ・パソコン) |
| 料金 | 遊ぶのは無料。制作は週ごとの枠があり、有料のGoogle AIプランほど多く作れる |
| 使われているAI | Gemini、Nano Banana、Lyria |
| 公開方法 | 非公開、リンクで共有、公開ギャラリー「Explore」に掲載 |
| 今後の予定 | Unity Sparkとの連携(クローズドベータを準備中) |
名前が似ているサービスとの違い
「Google Playground」で調べると、別のサービスが混ざって出てきます。いちばん間違えやすいのは、開発者向けのGoogle AI Studioにある「Playground」です。こちらはGeminiのモデルに質問を送って答えを試す画面で、ゲームを作って公開する場所ではありません。AI Studioでアプリを作る機能は「Build」という別の画面にあります。
スマホでゲームの記録を管理する「Google Play Games」も別のサービスです。ただしPlaygroundの中では、Google Play Gamesのプロフィールを使ってハンドル名を決めたり制作者をフォローしたりします。名前の一部を共有しているだけで、アプリを入れて使うサービスではありません。
Playgroundでできること
公式ブログと報道で確かめられた機能を、作る・直す・遊ぶ・共有するの順に並べます。
3つの始め方からゲームを作る
作り始め方は3通りあります。何もない状態から自分で説明を書く方法と、用意されたお手本の文章を書き換える方法、案内に沿って質問に答えながら考えを固める方法です。TechCrunchによると、トリビアやレースのようなジャンルを選んで始めることもできます。
作る前に決めるのは、2Dか3Dかです。一部のジャンルでは、1人用か複数人で遊ぶかの選択もあります。手持ちの画像をアップロードすると、AIがゲーム全体の絵柄に合う素材に描き直してくれます。公式ヘルプによると、使える画像はPNGとJPGで、動画は読み込めません。
会話を続けてゲームを直す
最初のゲームができたあとも、会話を続けて中身を変えられます。公式ブログが例に挙げているのは、物理的な動きやルール、登場人物や舞台の変更です。Engadgetは、アクションゲームに二段ジャンプを足して高い足場に届くようにする例を紹介しています。直した結果はその場で遊んで確かめられます。
スマホやパソコンで遊ぶ
Playgroundのゲームはブラウザで動くので、アプリを入れずにスマホでもパソコンでも遊べます。公開ギャラリーのExploreには、ほかの人が作ったゲームが並びます。ギャラリーに並ぶ順番は、プレイヤーの評価と遊ばれ方で決まる仕組みです。
リンクで送る・ギャラリーに出す
完成したゲームの扱いは3通りです。非公開のまま持っておくか、リンクを作って友人や家族に送るか、Exploreに公開するかを選べます。一部のジャンルはゲーム内のランキングと複数人プレイに対応しています。公式ヘルプによると、複数人プレイはターン制とリアルタイムの両方を試験的に提供している段階です。複数人プレイのゲームには、全体ランキングは付きません。
Playgroundの使い方の流れ
米国で公開された時点の流れを、公式ブログと報道から順にまとめます。日本からは使えないため、画面の名前やボタンの位置は実際と違う場合があります。
- playground.googleを開いてログインするGoogleアカウントでログインします。作るには18歳以上で米国在住であることが条件です。有料のGoogle AIプランに入っていない人は、ウェイトリストに登録して順番を待ちます。
- Play Gamesのプロフィールを作る初めて開くと、Google Play Gamesのプロフィールを作るか、持っているプロフィールをつなぐよう案内されます。このプロフィールが、ゲームを公開したときの名前になります。
- 始め方を選ぶ白紙から書く、お手本の文章を書き換える、案内に沿って考えるの3つから選びます。ジャンルや2Dか3Dかの指定もこの段階です。
- 作りたいゲームを文章で伝えるルールや操作、見た目を説明します。手持ちの画像があればアップロードして素材にできます。
- 遊んで確かめ、会話で直すできたゲームをすぐに遊び、気になる点を文章で伝えて直します。ジャンプの高さや得点の決まりなど、細かい部分も指示できます。
- 公開の仕方を決める非公開にするか、リンクで共有するか、Exploreに出すかを選びます。Exploreに出したゲームは安全審査を受けます。
ポイント
最初の説明は「誰が」「何をすると」「どうなったら勝ちか」を1〜2文で書くと形になりやすくなります。Playgroundに限らず、ChatGPTやGeminiでゲームを作るときにも通じる書き方です。具体的な文例はゲームを作るプロンプトの書き方が参考になります。
料金と制作枠の仕組み
Playgroundのゲームを探して遊ぶのは無料です。作るほうには週ごとの枠があり、AIでゲームを作るたびにトークンと呼ばれる枠を使う仕組みだとTechCrunchは伝えています。
| 利用者 | 遊ぶ | 作る |
|---|---|---|
| 無料のGoogleアカウント | 無料 | ウェイトリストに登録したあと、週ごとに限られた量のトークンで作れる |
| 有料のGoogle AIプランの会員 | 無料 | すぐに作れて、週ごとの上限も高い |
公式ヘルプによると、トークンが差し引かれるのはゲームが最後まで作り上がったときだけです。作る途中で失敗したり時間切れになったりした場合は、使った分が自動で戻ります。
1週間に何本作れるのか、プランごとにどれだけ差があるのかは公表されていません。公式ブログも、制作の機能はGoogle AIの契約プランに応じて段階的に広げると書くだけにとどまっています。一部の海外メディアは「Google Oneの会員向け」と伝えましたが、無料アカウント向けの枠があるという報道のほうが多く出ています。
補足
Google AIの有料プランは日本でも契約自体は可能です。ただし2026年10月10日時点では、Playgroundは日本から使えるサービスではありません。Playgroundを目当てに契約しても使えないので注意してください。
日本で使えるか
2026年10月10日時点で、Playgroundは日本では使えません。対象は米国在住の18歳以上だけで、Googleは「ほかの国にも広げる予定」としながら時期を示していません。ITmediaやCNET Japanも、日本を含む米国外での提供時期は未発表だと伝えています。
SNSで広まっている「接続先を米国にする」方法について
Playgroundの公開後、VPNで接続先を米国に切り替えて日本から使う方法がSNSで紹介されています。作ったゲームの動画も投稿されていて、日本語の指示からシューティングゲームを作った例もありました。
ただし当サイトでは、この方法を勧めません。公式ヘルプは、Playgroundを使える人を米国の18歳以上と定めています。接続先を変えて日本から使うのは、この提供条件に合わない使い方です。
VPNそのものにも注意が必要です。VPNを使うと、通信はいったんVPNの運営会社のサーバーを通ります。ログインしているGoogleアカウントの通信も通るので、運営元のはっきりしない無料のVPNは避けてください。
日本で始まるまでは、公式の発表を待つのが確実です。先に文章からゲームを作ってみたい場合は、この記事の後半で紹介するGeminiのCanvasなら日本からそのまま使えます。
注意
「日本でも使える」とうたうアプリやサイトには気をつけてください。2026年10月10日時点で、Googleが日本向けに提供しているPlaygroundのアプリはありません。正規の入り口はplayground.googleだけです。
日本での提供を確かめる方法
日本での提供が始まったかどうかは、今回の発表と同じGoogleの公式ブログで確かめるのが確実です。AIゲームまわりのほかの動きはAIゲーム最新ニュースまとめでも追っています。
公開されたゲームの扱いと安全対策
Exploreに公開したゲームは、コミュニティガイドラインに沿った安全審査を受けます。遊んだ人が問題のあるゲームを通報する仕組みもあります。誰でも作れるサービスなので、公開の入り口で審査を入れる形です。
プレイヤーはGoogle Play Gamesのプロフィールで好きなハンドル名を名乗れます。気に入ったゲームに「いいね」を付けたり、ランキングの上位を狙ったり、制作者をフォローしたりもできます。作る人と遊ぶ人が同じ場所に集まる、投稿サイトに近いつくりです。
作ったゲームを持ち出せるか
公式ヘルプによると、作ったゲームは制作画面の書き出し機能でZIPとしてダウンロードできます。中身はゲームのHTMLとJavaScript、CSSのファイルに、生成された画像などの素材を加えたものです。この3種類はブラウザゲームの基本の形式です。書き出したファイルは、ほかの公開サイトに載せられる形をしています。
ただし書き出したゲームをほかの場所で公開してよいか、広告を付けて収益にしてよいかは、Playgroundの利用規約しだいです。日本で使えるようになったら、規約を確かめてから外に出してください。AIで作ったゲームの権利の考え方はAIで作ったゲームの著作権と規約チェックリストで詳しく扱っています。

Unity Sparkとの違い
Googleは、ゲームエンジンのUnityを開発するUnity Technologiesと組み、「Unity Spark」をPlaygroundに組み込む予定も発表しました。Unity Sparkは、より本格的なゲームを文章から作るための道具です。
Playground
Googleが提供。文章で手軽にゲームを作り、すぐ遊んで共有するためのサービス。米国で提供中。
Unity Spark
Unityが提供。本格的なゲームの仕組みや高精細な3D表現、Unityの実行環境を使える。テスト中で、クローズドベータの準備中。
公式ブログによると、Unity Sparkで作ったゲームはPlaygroundの利用者全員が遊べるようになります。ITmediaによると、Unityの素材ストアのUnity Asset Storeにもつながり、ほかの制作者が作った素材を使えます。heise onlineは、複数人で同時に作業できる機能も予定されていると伝えました。
Unityの公式サイトのUnity Sparkのページは「近日公開」の表示で、ウェイトリストへの登録を受け付けています。クローズドベータは年内に始まる予定と報じられていますが、日付は出ていません。UnityのCEOのマット・ブロムバーグ氏は、Unity Sparkはすでにあるゲームをなぞるための道具ではないと述べています。ジャンルに詳しいゲーム好きや、コードを書かない絵描き、改造で遊ぶ人に向けた道具だという説明です。
似たサービスとの比較
文章でゲームを作るサービスはPlayground以外にも出ています。日本から使えるかどうかも含めて並べました。
| サービス | 提供元 | 作れるもの | 日本から |
|---|---|---|---|
| Playground | 2D・3Dのブラウザゲーム。共有とギャラリーまで1か所でできる | 使えない(米国のみ) | |
| Unity Spark | Unity | Unityの実行環境を使う本格的な3Dゲーム | 未定(クローズドベータ準備中) |
| Meta | スマホ向けの小さな遊び。フィードで遊んで作り替えられる | 使えない(報道では米国とブラジル) | |
| Gemini(Canvas) | HTMLで書かれたブラウザゲーム。コードとプレビューが並ぶ | 使える。無料プランでも可 | |
| Google AI Studio(Build) | ゲームを含むWebアプリ。コードの書き出しもできる | 使える | |
| ChatGPT | OpenAI | HTMLで書かれたブラウザゲーム。回答の中でプレビューできる | 使える。無料プランでも可 |
TechCrunchによると、Robloxも2026年7月に、言葉で指示してゲームを作れる機能を発表しています。大手が相次いで同じ方向のサービスを出していて、Playgroundはその中でも作る場所と遊ぶ場所を1つにまとめた形です。

日本で今すぐできる代わりの方法
Playgroundが日本に来るのを待たなくても、文章からブラウザゲームを作ること自体は今すぐできます。いちばん近いのは、同じGoogleのGeminiのCanvasです。
- GeminiでCanvasを選ぶGeminiの入力欄のツールからCanvasを選びます。無料プランでも利用できる機能です。
- 作りたいゲームを1〜2文で伝える「ブロックを積み上げて、ずれたら崩れるゲームをHTML1つで作って」のように、遊び方と勝ち負けの決まりを書きます。
- 右側のプレビューで遊んで直すコードの横にゲームが表示されるので、その場で遊んで気になった点を文章で伝えます。
- 共有リンクを作るかファイルで保存するCanvasの共有ボタンから公開リンクを作れます。HTMLファイルとして保存すれば、ゲームの公開サイトにも載せられます。
Playgroundとの大きな違いは、公開ギャラリーやランキングが付いていない点です。そのぶん、できたファイルを自分で好きな公開サイトに載せられます。Geminiでの作り方はChatGPTとGeminiでブラウザゲームを作る方法で、スマホだけで作る方法は無料・スマホでAIゲームを作る方法で手順ごとに紹介中です。
作ったゲームを多くの人に遊んでもらいたいなら、unityroomやitch.ioのような投稿サイトが合っています。公開先ごとの違いと広告収入の仕組みは作ったゲームの公開先と広告収入を参考にしてください。当サイトの無料ブラウザゲームでも、ブラウザだけで遊べるゲームを紹介しています。

ゲームを作る人が押さえておきたい点
実験的なサービスである
Googleは、Playgroundを実験的なサービスと位置づけています。実験的なサービスは、機能が変わったり終了したりすることがあります。大切な作品は、ZIPでの書き出しのような手段で手元にも残しておくと安心です。
作れるのは短く遊べるゲームが中心
Playgroundで想定されているのは、トリビアやレースのような短い時間で遊べるゲームです。長いストーリーや大きな世界を作り込む用途には、Unity Sparkのようなより本格的な道具が用意される流れです。Android Headlinesの記者は、AIが作るミニゲームは動きが単調で数分で飽きやすいという見方を示しています。手早く形にして、遊んでもらいながら直していく使い方に向いています。
公開すれば審査と規約の対象になる
Exploreに出すゲームは安全審査を受けます。ほかの作品の名前やキャラクターをそのまま使ったゲームは、規約や権利の面で問題になりやすい部分です。オリジナルの題材で作るのが基本です。
よくある質問
Google Playgroundは日本で使えますか
2026年10月10日時点では使えません。対象は米国在住の18歳以上で、日本での提供時期は発表されていません。VPNで接続先を米国にして使う方法もSNSで紹介されていますが、提供条件に合わない使い方なので勧めません。
Playgroundは無料で使えますか
ゲームを遊ぶのは無料です。作るほうは週ごとのトークンの枠があり、無料アカウントはウェイトリストに登録したあと、週ごとに補充される限られた量で作れます。有料のGoogle AIプランの会員は、すぐに作れて上限も高くなります。
プログラミングの知識は必要ですか
必要ありません。作りたいゲームを文章で説明し、直したい点も文章で伝えます。
Google AI StudioのPlaygroundとは違うものですか
別のものです。AI StudioのPlaygroundはGeminiのモデルを試す開発者向けの画面で、ゲームを作って公開するサービスはplayground.googleのほうにあたります。
Unity Sparkはいつ使えますか
テスト中で、クローズドベータは年内に始まる予定と報じられています。Unityの公式サイトでウェイトリストへの登録を受け付けています。
作ったゲームはスマホでも遊べますか
遊べます。ブラウザで動くので、スマホでもパソコンでもアプリを入れずに遊べます。
日本で似たことをするにはどうすればよいですか
GeminiのCanvasやChatGPTを使えば、文章からブラウザゲームを作れます。どちらも無料プランで使えます。
まとめ
Google Playgroundは、文章で説明するだけでAIがゲームを作り、そのまま遊んで共有までできるGoogleの実験的なサービスです。作る場所と遊ぶ場所がひとつにまとまっているのが特徴で、Unity Sparkとの連携で本格的な3Dゲームまで広げる計画も出ています。日本ではまだ使えませんが、GeminiのCanvasなどを使えば、文章からゲームを作る体験は今すぐ始められます。
この記事のまとめ
- Playgroundは2026年10月7日に米国で始まった、文章でゲームを作るGoogleの実験的サービス
- 対象は米国在住の18歳以上で、日本での提供時期は未発表
- 遊ぶのは無料。作るのは週ごとのトークン制で、有料のGoogle AIプランほど多く作れる
- 非公開・リンク共有・Exploreでの公開を選べ、一部ジャンルはランキングと複数人プレイに対応
- Unity Sparkとの連携を準備中で、クローズドベータは年内の予定と報じられている
- 日本ではGeminiのCanvasやChatGPTで、文章からブラウザゲームを作れる











