AIゲームの作り方 約13分で読めます

無料でAIゲームを作る方法【2026年版】スマホでも使えるツール比較と注意点

スマホでカラフルなゲームを作る日本人の若者の手元

無料でAIゲームを作る方法は、2026年10月時点でかなり選択肢が増えました。スマホのアプリだけで作れるサービスもあれば、パソコンのブラウザで本格的なHTMLゲームを作れる道具もあります。お金をかけずに1本作って公開するところまでなら、無料の範囲で十分です。

この記事では、無料で使えるAIゲーム作成ツールを比べたうえで、スマホだけで作る手順とパソコンで作る手順を分けて説明します。無料プランにありがちな落とし穴として、回数の上限や商用利用の禁止、公開範囲の注意点もまとめました。

各ツールの料金や無料枠は2026年10月時点で公式ページを確認した内容です。無料の範囲は予告なく変わることがあるので、使い始める前に公式ページも確かめてください。

この記事の目次
  1. 01無料でどこまで作れるか
  2. 02無料で使えるAIゲーム作成ツール比較
    1. DreamCore
    2. Gemini Canvas
    3. ChatGPTとClaude
    4. Google AI Studio
    5. Rosebud AIとGDevelop
    6. 目的別の選び方
  3. 03スマホだけで1本作る手順
    1. DreamCoreで作る
    2. スマホのブラウザでGeminiを使う
  4. 04パソコンで無料のまま作る手順
  5. 05無料プランの落とし穴
    1. 回数の上限で作業が止まる
    2. 素材の多くは商用利用できない
    3. 公開リンクは誰でも見られる
    4. サービスが終われば遊べなくなる
    5. 公開先にも商用の制限がある
  6. 06無料で素材をそろえるコツ
  7. 07有料プランに切り替える目安
  8. 08よくある質問
  9. 09まとめ

無料でどこまで作れるか

先に結論を書くと、無料でも「遊べるゲームを作って、人に遊んでもらう」ところまではできます。できないことが出てくるのは、作ったゲームでお金を得ようとしたときと、作業量が増えて無料枠の上限に当たったときです。

やりたいこと 無料でできるか 補足
1画面のミニゲームを作る できる スマホのアプリでもブラウザでも作れる
友だちに遊んでもらう できる 共有リンクや無料の公開先を使う
キャラクターの絵を作る できる(回数に上限) Geminiなどの画像生成の無料枠を使う
BGMや効果音を生成する 作れるが商用は不可のものが多い SunoやElevenLabsの無料プランは商用利用できない
ステージの多い大きなゲーム 難しい やり取りの回数が増え、上限に当たりやすい
販売や広告収入 条件しだい 使った道具すべての規約で商用利用が認められている必要がある

趣味で作って公開する分には無料で困ることは少なく、収益化を考え始めた段階で有料プランを検討する、という順番が無駄のない進め方です。

無料で使えるAIゲーム作成ツール比較

無料で始められる主なツールを、使える端末と無料の範囲で比べました。

ツール 使える端末 無料の範囲 向いている人
DreamCore iPhoneアプリ、ブラウザ 基本無料。アプリ内課金で上位プランあり スマホだけで作りたい人
Gemini Canvas ブラウザ(PC推奨) 無料プランでも使える。上位モデルは有料 無料でHTMLのゲームを作りたい人
ChatGPT ブラウザ、アプリ 無料プランあり。回数に上限 ふだんChatGPTを使っている人
Claude ブラウザ、アプリ 無料プランでアーティファクトを作れる 長めのコードを書いてほしい人
Google AI Studio ブラウザ 試作は無料。最初の2つのアプリは無料で公開可 アプリとして公開したい人
Rosebud AI ブラウザ 無料で開始可。有料は月15ドルから 英語に抵抗がなく3Dも試したい人
GDevelop PCアプリ、ブラウザ 無料プランでAIクレジット月40 エンジンの操作も覚えたい人

DreamCore

国内のNEIGHBORが運営するゲーム生成サービスです。チャットで作りたいゲームを伝えると、数分で遊べるミニゲームができます。作ったゲームはそのまま公開でき、ほかの人のゲームを改造するリミックスの機能もあります。使える端末はiPhoneアプリとブラウザで、Androidの人はブラウザ版を使う形です。

App Storeでの表示は「無料」で、アプリ内課金としてBasicプランとProプランがあります。Basicは月1,300万トークン、Proは月3,600万トークンまで使えると説明されています。対応言語は日本語を含む6つです。

Gemini Canvas

Googleの公式ページには、CanvasはすべてのGeminiユーザーが使えると書かれています。無料プランでも、HTMLのゲームを作ってその場でプレビューできます。有料のGoogle AI Pro(月2,900円)やUltraでは、より性能の高いモデルでCanvasを使うことも可能です。

作ったものは「公開リンクをコピー」で共有できます。リンクを知っていれば誰でも開けるので、個人情報を入れたまま共有しないように気をつけます。

ChatGPTとClaude

ChatGPTは無料プランでもコードを書いてもらえます。2026年5月にCanvas機能が新しいモデルから外れ、その代わりに回答の中のコードブロックでHTMLをプレビューできるようになりました。Claudeは無料プランでもアーティファクトを作れるので、HTMLのゲームを書いてもらってその場で遊べます。どちらも無料プランは送れる回数に上限があります。

Google AI Studio

Google AI StudioのBuildは、文章で頼むだけでWebアプリを組み立ててくれる機能です。試作の段階は無料で使えます。2026年のGoogle I/Oでは、始めたばかりの人は最初の2つのアプリをクレジットカードなしでGoogle Cloudに無料で公開できると発表されました。同じ発表でAndroidアプリの作成にも対応しています。

Rosebud AIとGDevelop

Rosebud AIはブラウザで2Dや3Dのゲームを作れる海外のサービスです。画面は英語ですが、日本語で頼んでも作ってくれます。無料で始められ、有料プランは公式の価格ページでIndie Devが月15ドルからです。無料プランで作ったゲームを商用で使えるかどうかは、使う前に規約を確かめてください。

GDevelopはオープンソースのノーコードゲームエンジンです。AIエージェントにロジックを作ってもらえる機能があり、無料プランでも月40のAIクレジットが付きます。作ったゲームはgd.gamesで公開でき、PCやスマホ向けの書き出しは無料プランだと1日1回までです。

目的別の選び方

ツールが多くて迷うときは、作ったゲームをどこで遊んでもらいたいかで決めると絞りやすくなります。

同じサービスの中で遊んでもらう

DreamCoreのように、作る場所と遊ぶ場所が同じサービスが向いています。公開の手間がなく、ほかの利用者にも遊んでもらえます。

自分のページやitch.ioに置く

HTMLとして保存できるGemini Canvas、ChatGPT、Claudeが向いています。ファイルが手元に残るので、置き場所を自由に選べます。

スマホアプリにしたい

Androidアプリの作成に対応したGoogle AI Studioか、スマホ向けに書き出せるGDevelopが候補です。ストアへの登録には別途費用がかかります。

エンジンの使い方も覚えたい

GDevelopなら、AIに作ってもらったロジックを画面で確かめながら直せます。仕組みを理解しながら作りたい人に合っています。

ベッドの上でスマホを横向きに持ちカラフルなゲーム画面を見る日本人の高校生
スマホだけでも1本作れる

スマホだけで1本作る手順

パソコンがなくても、スマホだけで作って共有するところまで進められます。ここではDreamCoreを使う流れと、スマホのブラウザでGeminiを使う流れを紹介します。

DreamCoreで作る

  1. アプリを入れるiPhoneならApp Storeで「DreamCore」を探して入れます。Androidの場合はブラウザで公式サイトを開きます。
  2. 作りたいゲームを伝える作成画面のチャットに、遊び方を短い文で書いて送ります。
  3. 遊んで直すできたゲームを遊び、気になる点をチャットで伝えて直してもらいます。
  4. 公開する満足できたら公開し、リンクを友だちに送ります。

最初に送る文は、何をすると点が入り、どうなると終わるのかを入れると狙いに近いものができます。

画面をタップしてジャンプし、右から流れてくるサボテンをよけるゲームを作って。
よけた数が得点。ぶつかったらゲームオーバーで、得点とリトライボタンを出して。
スピードは少しずつ速くして。

スマホのブラウザでGeminiを使う

スマホのブラウザでgemini.google.comを開くと、パソコンと同じようにCanvasを使えます。画面は狭くなりますが、ミニゲームを作ってプレビューで遊ぶところまでは問題なくできます。コードを手元に保存したり公開先に上げたりする作業はスマホだと手間がかかるので、その段階だけパソコンを借りるのも一つの方法です。

ポイント

スマホで作るときは「スマホの縦画面で遊べるように」「ボタンは親指で押せる大きさに」とプロンプトに書いておくと、作り直しの回数が減ります。

パソコンで無料のまま作る手順

パソコンがあれば、自分の手元にHTMLファイルとしてゲームを保存し、好きな場所で公開できます。無料の道具だけで公開まで進める流れは次のとおりです。

  • STEP 1作るGemini CanvasかChatGPTで作る
  • STEP 2保存コードをindex.htmlとして保存
  • STEP 3確認ブラウザで開いて遊ぶ
  • STEP 4公開itch.ioかGitHub Pagesに置く
  1. ゲームを作るGemini Canvasを開き、作りたいゲームの遊び方と「HTMLファイル1つで、外部ファイルを読み込まない」という条件を書いて送ります。
  2. コードを保存するコードを全部コピーし、メモ帳などのテキストエディタに貼って「index.html」という名前で保存します。文字コードはUTF-8を選びます。
  3. 手元で遊ぶ保存したファイルをダブルクリックしてブラウザで開き、最後まで遊べるかを確かめます。
  4. 公開するitch.ioならZIPに圧縮してアップロードし、ブラウザで遊べる設定にします。GitHub Pagesなら、リポジトリにindex.htmlを置いてPagesを有効にします。

1つ目の手順で送るプロンプトは、次のように「遊び方」と「条件」を分けて書くと伝わりやすくなります。無料プランは回数に上限があるので、最初の1回で必要な条件をそろえておくと、やり直しの回数を減らせます。

ブラウザで遊べる「数字タッチ」ゲームを、HTMLファイル1つで作ってください。

【遊び方】
・画面に1から25までの数字がばらばらに並ぶ
・1から順番にクリック(スマホではタップ)していく
・25まで押し終わるまでの時間を表示する
・間違えた数字を押したら、その数字を赤く光らせる

【条件】
・画像ファイルや外部のライブラリは使わない
・スマホの縦画面でもはみ出さないようにする
・ベストタイムをブラウザに保存して表示する

保存したファイルを開いて動かないときは、ブラウザの開発者ツールを開いてコンソールに出たエラー文をコピーし、そのままチャットに貼って直してもらいます。WindowsのChromeなら、F12キーで開発者ツールが開きます。

チャットでのプロンプトの書き方やエラーの伝え方はChatGPTとGeminiでブラウザゲームを作る手順で詳しく説明しています。

明るい部屋でノートパソコンに向かいブラウザゲームを試す日本人の大学生
パソコンがあれば手元にファイルを残して公開できる

無料プランの落とし穴

無料で使える道具は便利ですが、知らずに使うと後で困る点がいくつかあります。特に気をつけたいものを5つ挙げます。

回数の上限で作業が止まる

チャット型のAIは、無料プランだと一定時間に送れる回数に上限があります。上限に達すると、しばらく待つか有料プランに切り替えるまで続きを頼めません。修正をまとめて頼みたくなりますが、一度にたくさん頼むと不具合の原因が分かりにくくなります。修正は1〜2個ずつに絞り、上限が来たら翌日に回すくらいの気持ちで進めるほうが結果的に早く完成します。

素材の多くは商用利用できない

一番注意したいのがここです。BGMを作るSunoの無料プランは1日50クレジットで、商用の権利が付きません。効果音や声を作るElevenLabsも、商用ライセンスは月6ドルのStarterプランからです。3DモデルのMeshyは無料プランでもCC BY 4.0で商用利用できますが、Meshyの名前を表示する必要があります。

注意

無料プランで作った音を入れたゲームに広告を付けたり、販売したりすると規約違反になるおそれがあります。あとから有料プランに切り替えても、無料の期間に作った素材の扱いが変わるとは限りません。収益化の予定があるなら、素材は最初から商用利用できるプランで作るか、商用利用が認められたフリー素材を使ってください。

公開リンクは誰でも見られる

Gemini Canvasの公開リンクやDreamCoreの公開機能は、リンクを知っている人なら誰でも開けます。本名や学校名、写真などを入れたゲームは公開しないでください。一度共有したリンクは、ほかの人の手で広まることもあります。

サービスが終われば遊べなくなる

サービスの中でだけ動くゲームは、サービスの終了や仕様変更で遊べなくなるおそれがあります。大事な作品はHTMLとして手元に保存できる道具で作るか、コードを書き出せるかを確かめておくと安心です。

公開先にも商用の制限がある

GitHub Pagesは無料で使えますが、ネットショップのような商取引を主な目的としたサイトには使えないと規約で決められています。国内のゲーム投稿サイトのunityroomも、運営が認めたもの以外の営利目的の行為を禁止しています。広告収入を得たいなら、収益化の仕組みがある公開先が必要です。公開先ごとの条件は作ったゲームの公開先と広告収入で比べています。

机の上に置かれたスマホと鉛筆と付箋の貼られた規約のメモ
無料プランの条件は使う前に確かめる

無料で素材をそろえるコツ

キャラクターや背景の画像は、Geminiの画像生成など無料枠のある道具で作れます。作った画像を添えて「この絵と同じキャラクターで、右を向いたポーズ」と頼むと、見た目をそろえたまま差分を作りやすくなります。

音は、収益化しないなら生成ツールの無料プランでも困りません。収益化の可能性が少しでもあるなら、商用利用が認められたフリー素材サイトの音を使うほうが安全です。フリー素材にも「クレジット表記が必要」「加工は禁止」などの条件があるので、利用規約は必ず読みます。

そもそも画像や音を使わずに、図形の描画とブラウザの音の機能だけで作るのも手です。プロンプトに「画像ファイルは使わず、図形で描いて」「効果音はWeb Audio APIで鳴らして」と書けば、素材の権利を気にせずに済みます。素材を作る道具の詳しい比較はゲーム素材をAIで作る方法にまとめました。

有料プランに切り替える目安

無料で作っていて次のような状況になったら、有料プランを考える時期です。

  • 上限に当たって、作業が毎日のように止まる
  • コードが長くなり、無料のモデルでは修正がうまくいかなくなった
  • 広告を付けたい、販売したいなど、素材の商用利用が必要になった
  • 複数のファイルに分かれる大きなゲームを作りたくなった

2026年10月時点の主な有料プランは、Google AI Proが月2,900円です。ChatGPT PlusとClaude Proはどちらも月20ドルです。ChatGPTには月8ドルのGoプランもあります。大きなゲームを作るなら、Claude Proに含まれるClaude Codeや、ChatGPTのプランに含まれるCodexのような開発エージェントが有力な選択肢です。使い方はClaude Code・Codexでゲームを作る方法で紹介しています。

補足

有料プランは月払いで1か月だけ契約し、作りたいものを作り終えたら解約する使い方もできます。解約の方法と時期は契約前に確認しておくと安心です。

夕方の窓辺で友人とスマホを見せ合いながら笑う日本人の若者2人
作ったゲームはリンクを送ればすぐ遊んでもらえる




よくある質問

本当に無料だけでAIゲームを作れますか

作れます。DreamCoreやGemini Canvas、ChatGPTやClaudeの無料プランならお金をかけずにミニゲームを作って共有できます。公開先もitch.ioやGitHub Pagesなら無料です。費用がかかるのは、上限を増やしたいときと素材を商用利用したいときです。

どのツールから始めればいいですか

スマホしかないならDreamCore、パソコンがあるならGemini Canvasから始めると迷いません。ふだんChatGPTやClaudeを使っているなら、そのサービスの無料プランでも同じようにHTMLのゲームを作れます。1本作ってみて、物足りなさを感じた点に合わせて次のツールを選ぶのが近道です。

Androidのスマホでも作れますか

作れます。DreamCoreはAndroidではブラウザから使えます。GeminiのCanvasもスマホのブラウザから利用可能です。

子どもでも使えますか

DreamCoreはApp Storeでの年齢区分が4+になっています。一方、Geminiなどの生成AIサービスは年齢によって使える機能が限られる場合があるので注意が必要です。Googleのヘルプでは、Canvasで作ったアプリにAIの機能を追加できるのは18歳以上のユーザーとされています。子どもが使う場合は、保護者が各サービスの利用条件を確認してください。

無料で作ったゲームで広告収入を得られますか

ゲームの本体を無料のAIで作ること自体は問題になりにくいですが、素材や公開先の規約で商用利用が認められている必要があります。SunoやElevenLabsの無料プランで作った音は使えません。公開先も、収益化が認められている場所を選びます。

プログラミングを覚えないといけませんか

覚えなくても作れます。ただ、不具合が出たときにエラー文をそのまま伝える、保存したファイルをブラウザで開くといった基本の操作はできたほうが楽です。作りながら少しずつ覚えていけば十分です。

まとめ

無料の道具だけでも、AIでゲームを作って人に遊んでもらうところまでは十分にできます。スマホならDreamCore、パソコンならGemini Canvasから始めると迷いません。収益化を考えたときに素材と公開先の規約を確かめ、必要なら有料プランに移る、という順番で進めてください。

この記事のまとめ

  • スマホだけならDreamCore、パソコンならGemini Canvasが始めやすい
  • ChatGPTとClaudeの無料プランでもHTMLのゲームを作ってプレビューできる
  • SunoとElevenLabsの無料プランは商用利用できない
  • 公開リンクは誰でも見られるので個人情報を入れない
  • 上限や商用利用が問題になったら有料プランを検討する

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