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Blenderで保存できないときの直し方|エラーの文言から原因を確かめる

Blenderの公式ロゴと「保存できないとき」の文字。背景に、保存できなかったときの赤いエラーが出たBlenderの画面が暗く映っている

Blenderで保存できないときは、画面に出る赤いエラーの文言で原因を見分けられます。この記事で再現できたのは2つです。「書き込み不可です」と出るときは、そのファイルが読み取り専用になっています。「Permission denied」と出るときは、そのフォルダに書き込めません。どちらも、名前を付けて保存で別の場所に保存し直せば、作業は残ります。

この記事は、Blender 5.2.3 LTSの日本語表示で、エラーを実際に出して確かめた内容です。保存の基本は、保存のしかたと元に戻す方法で説明しています。

この記事で分かること

  • 保存できないときに出る、2つのエラーの意味と直し方
  • 保存できたかどうかを、タイトルの「*」で確かめる方法
  • 保存し直せないときの、いちばん安全な逃げ道
  • 設定(プリファレンス)が保存されないときの確認
この記事の目次
  1. 01エラーの文言から選ぶ
  2. 02まず確かめる|保存できたかどうか
  3. 03原因1|ファイルが読み取り専用になっている
  4. 04原因2|保存先のフォルダに書き込めない
  5. 05再現できなかった原因
  6. 06設定が保存されないときは、別の話
  7. 07それでも保存できないとき
  8. 08よくある疑問
  9. 09次はこの記事
  10. 10ほかにも読みたい記事

エラーの文言から選ぶ

保存に失敗すると、画面に「レポート: エラー」と赤く表示されます。画面の下のバーにも、同じ文が出ます。この文を読み、当てはまる行を選びましょう。

エラーの文言から原因と直し方を選ぶ表の図。blend ファイルが保存できません、書き込み不可です、と出たときは、そのファイルが読み取り専用なので、属性を外すか別名で保存する。ファイルを開けませんでした、Permission denied、と出たときは、そのフォルダに書き込めないので、保存先を別のフォルダにする。エラーは出ないが不安なときは、タイトルの先頭の*が残っているかを見て、もう一度Ctrl+Sを押す
エラーの文言から選ぶ、2つの原因

まず確かめる|保存できたかどうか

保存できたかどうかは、ウィンドウの一番上のタイトルで分かります。変更が保存されていないあいだは、タイトルの先頭に「*」が付きます。保存が終わると、この「*」は消えます。

ウィンドウのタイトルを2つ並べた画像。上は保存できなかったときで、タイトルの先頭に*が付いている。下は保存できたときで、*が消えている
タイトルの先頭の「*」が消えれば、保存できています

Ctrl+Sは、カーソルがどこにあっても効きました。ビューポートのほか、プロパティ、アウトライナー、タイムラインの上に置いて試しましたが、どれも保存でき、タイトルの「*」が消えました。キーを押しても反応がないときは、カーソルの位置ではなく、次の原因を疑います。

まだ一度も保存していないファイルでは、Ctrl+Sを押すと、名前を付ける画面が開きます。これはエラーではありません。名前を付けて保存すれば、そこから先は通常どおり保存できます。

原因1|ファイルが読み取り専用になっている

画面に「blend ファイルが保存できません」と出て、そのあとに「は書き込み不可です」と続くときは、開いているファイルが読み取り専用です。実際に、読み取り専用にした.blendファイルでCtrl+Sを押すと、この表示が出ました。そのとき、タイトルの先頭の「*」は消えず、保存されていません。

読み取り専用にしたファイルでCtrl+Sを押した直後の画面。ウィンドウのタイトルの先頭に*が付いたままで、赤いレポート: エラーの枠に、blend ファイルが保存できません、パスは書き込み不可です、と表示されている
読み取り専用のファイルでは、Ctrl+Sを押しても保存されません

直し方は2つあります。先に、作業を残せる1つ目を試します。

  1. 名前を付けて保存するShift+Ctrl+Sで、別の名前を付けます。実際に新しい名前で保存すると、保存でき、タイトルの名前も新しいものに変わりました。
  2. 元のファイルの読み取り専用を外すWindowsのファイルのプロパティにある「読み取り専用」のチェックを外します。この記事では、同じ設定をコマンド(attrib -R)で外して確かめました。
  3. もう一度Ctrl+Sを押す読み取り専用を外したあとは、Ctrl+Sで保存でき、タイトルの「*」が消えました。

読み取り専用の外し方は、ファイルを右クリックして出るプロパティの画面で行います。この画面の操作そのものは、今回は確かめていません。

原因2|保存先のフォルダに書き込めない

「ファイル(パス)を Permission denied の保存用に開けませんでした」と出るときは、選んだフォルダに、ファイルを作る許可がありません。Permission deniedは「許可されていない」という意味です。

試しに、保存先に「C:\Program Files」を選んで名前を付けて保存すると、この表示が出ました。Blenderを入れたフォルダも、この「Program Files」の中にあります。そのため、インストール先の近くを保存先にしないほうが安全です。

保存先にC:\Program Filesを選んで名前を付けて保存したときの画面。赤いレポート: エラーの枠に、ファイル C:\Program Files\ro_test.blend@ を Permission denied の保存用に開けませんでした、と表示されている
許可のないフォルダには、保存できません

文の中の「@」は、保存の途中に使う一時的な名前の末尾です。失敗したあと、そのフォルダに.blendファイルは作られていませんでした。

  1. 名前を付けて保存を開くShift+Ctrl+Sを押します。
  2. 書き込めるフォルダを選ぶこの記事の確認では、新しく作ったフォルダ(C:\blender_test)に保存できました。
  3. 保存できたかを確かめるタイトルの先頭の「*」が消えて、新しい名前になっていれば、保存できています。

再現できなかった原因

クラウドと同期するフォルダや、セキュリティソフト、パソコンの空き容量の不足でも、保存に失敗するという報告があります。今回は、この3つを再現できていません。そのため、原因とは断定しません。

疑わしいときは、同じファイルを別のフォルダに、名前を付けて保存します。保存できれば、元の保存先に原因があります。保存できなかったときは、次の確認に進んでください。

ファイル名に日本語やスペースが入っていても、保存できました。Blenderをコマンドから動かして、「日本語 テスト.blend」という名前で保存して確かめた結果です。画面の操作での保存は、確かめていません。

設定が保存されないときは、別の話

画面のレイアウトや、操作の設定が次の起動で戻ってしまうときは、.blendファイルではなく、プリファレンス(設定)の保存が関係しています。公式マニュアルでは、設定の変更は、初期のままなら終了時に保存されると説明されています。自動保存を切ってあるときは、手動で保存するボタンが出ます。

プリファレンスの画面の左下の三本線のメニューを開いた画面。プリファレンスを自動保存、保存したプリファレンスに戻す、初期プリファレンスを読み込む、の3項目があり、プリファレンスを自動保存に赤い枠がついている。右には、左下のボタンにカーソルを置くと、プリファレンスを保存、現在のプリファレンスをデフォルトにします、と出る様子がある
設定の保存は、.blendとは別のしくみです

同じマニュアルには、「初期プリファレンスを読み込む」を実行すると、そのBlenderを閉じるまで自動保存が無効になる、とも書かれています。設定を残したいときは、そのあとに「プリファレンスを保存」を手動で押します。

撮影した環境では、「プリファレンスを自動保存」のチェックが外れていました。そのため、左下には「* プリファレンスを保存」のボタンが出ています。ふだんの画面とは、表示が違う場合があります。

それでも保存できないとき

次の順で確かめます。

  1. エラーの文言を読む赤い表示か、画面の下のバーに出ている文を、そのまま確かめます。
  2. 別のフォルダに名前を付けて保存する保存できたなら、原因は元のファイルか保存先です。
  3. タイトルの「*」を見る消えていれば保存済みです。残っていれば、保存できていません。

保存できないままBlenderを閉じると、未保存の変更は失われます。閉じる前に、別の名前でも保存を済ませます。

関連記事Blenderの保存のしかたと元に戻す方法|Ctrl+S・Ctrl+Z・自動保存・履歴

よくある疑問

Ctrl+Sを押しても何も起きないのはなぜですか

一度も保存していないファイルでは、名前を付ける画面が開きます。保存済みのファイルなら、画面は開かずに上書きされます。保存できたかどうかの目安は、タイトルの「*」が消えたかです。

画像や動画が保存できないときは

この記事で扱うのは、.blendファイルの保存です。レンダリングした画像や動画の書き出しは、別の記事で説明する予定です。

自動保存されたファイルから、作業を戻せますか

「ファイル → 復元」から、最後のセッションと自動保存を読み込めます。くわしくは、保存のしかたの記事で説明しています。

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保存と元に戻す方法が分かったので、次は、ここまでの連載で出たキーを整理して、最初に覚える10個にまとめます。公開しだい、ここから案内します。

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