ゲーム素材のAIツールをGitHubで比較【2026年11月】キャラ生成・整形・組み込みの7つ

キャラの絵を1枚決めると、歩く・攻撃するなどの動きまでゲーム用にそろえてくれるオープンソースが、GitHubで増えています。この記事では、そうしたツールのうち、いま話題の7つを「絵を作る」「整える」「組み込む」の工程順に並べ、ライセンスや更新日、動かすのに要るものを表で比べます。数字はすべて、2026年11月3日にGitHubのリポジトリで確かめたものです。
この記事で分かること
- キャラの絵から動きの素材を作る2つ(agent-sprite-forge、sprite-gen)の違い
- 7つのライセンス・スター数・最終更新日の一覧(2026年11月3日時点)
- 動きの動画を作るときに要るもの(Codexだけでは足りない部分)
- それぞれが何をして、何をしないか

この記事の目次
7つの一覧
| ツール | 工程 | ライセンス | スター数 | 最終更新 |
|---|---|---|---|---|
| agent-sprite-forge | 絵を作る | MIT | 4,908 | 2026年10月6日 |
| sprite-gen | 絵を作る | Apache-2.0 | 3,172 | 2026年11月2日 |
| spritefusion-pixel-snapper | 整える | MIT | 3,406 | 2026年10月20日 |
| backgroundremover | 整える | MIT | 8,152 | 2026年7月10日 |
| Pixelorama | 組み込む(絵の仕上げ) | MIT | 10,929 | 2026年11月3日 |
| LDtk | 組み込む(ステージ作り) | MIT | 4,372 | 2026年10月23日 |
| godot-mcp | 組み込む(エンジン操作) | MIT | 6,487 | 2026年4月16日 |
スター数は日々変わります。最終更新が古いものは、いまのバージョンの環境で動くかを、使う前に確かめてください。
絵を作る:agent-sprite-forgeとsprite-gen
どちらも、気に入ったキャラの絵を1枚決めると、動きの素材をまとめて作るスキルです。ClaudeやCodexなどのエージェントから呼び出して使います。
| agent-sprite-forge | sprite-gen | |
|---|---|---|
| 作るもの | 待機・歩き・走り・攻撃・ジャンプ・被弾の動きを、動画1本ずつから作る | キャラの絵1枚から、スプライトの一覧(アトラス)か、背景の透けた動きのループを作る |
| 対応 | Claude Code(プラグイン)、Codex、Grok | CodexとClaudeのスキル、Pythonのコマンド |
| ドット絵 | ドット絵に仕上げるモードがあり、色は最大32色 | — |
| 書き出し先 | PNGのアトラス、背景の透けたWebM、GodotのSpriteFrames、Aseprite | 仕上げた一覧から、Aseprite・Phaser・Flame向けに書き出せる |
| 費用の管理 | 生成ごとに記録が残り、予算の上限を決められる | APIキーで呼ぶ場合は、呼び出しごとに課金されると表示してから送る |
動きの動画を作る部分には、条件があります。agent-sprite-forgeの説明では、元の絵はCodexで作れますが、動画の生成にはGrokのコマンドか、xAI・BytePlus・fal.aiのAPIキーが必要です。sprite-genも、動画を作るルートには、Grokへのログインか、xAIのAPIキーが要ると書かれています。Codexだけでは、元の絵までしか作れません。
agent-sprite-forgeの説明には、GodotやLDtk、Asepriteへの書き出しは、エディタで開いての確認がまだ済んでいないという注意書きもあります。使うときは、書き出したファイルが自分のエディタで開けるかを、最初に確かめてください。
整える:pixel-snapperとbackgroundremover
生成した絵は、そのままでは使えないことが多くあります。ドットの大きさがそろわない、背景が残るといった問題を直すのが、この工程です。
- spritefusion-pixel-snapperは、AIが生成したドット絵の「ドットの大きさや位置のずれ」を、きれいな格子に合わせるツールです。色も、決まったパレットに合わせられます。コマンド(brewかcargoで導入)のほか、ブラウザで使えるオンライン版と、デスクトップ版があります。ドット絵の仕上げ全体は、ドット絵をAIで作る方法で手順にしています。
- backgroundremoverは、画像や動画の背景を、コマンド1つで取り除くツールです。AIのモデルを使うため、緑背景を用意しなくても使えます。導入には、Python、torch、ffmpegが要り、初回の実行でモデルをダウンロードします。
背景を消す方法は、大きく2つに分かれます。1つは、最初から緑一色の背景で作らせて、色で抜く方法です。もう1つは、backgroundremoverのように、AIのモデルで抜く方法です。前者は、緑を使うキャラに向きませんが、境目がはっきりします。当サイトでは前者を使っていて、一覧の画像から切り出すスプライトシートの切り出しツールを公開しています。backgroundremoverでの仕上がりは、まだ比べていません。
組み込む:Pixelorama、LDtk、godot-mcp
- Pixeloramaは、スプライトやタイル、アニメーションを描いたり直したりできる、オープンソースのドット絵エディタです。Steam、itch.io、ブラウザ版で入手できます。自動生成した絵の、目や輪郭の細かい手直しに向きます。
- LDtkは、2Dゲームのステージを作るエディタです。作ったスプライトを置いて、ステージを組むときに使います。公式サイトから入手します。
- godot-mcpは、エージェントがGodotのエディタを起動し、ゲームを動かして、デバッグの出力を読めるようにするMCPサーバーです。導入には、Godot、Node.js 18以上、MCPに対応したエージェントが必要です。くわしい設定は、Godot AIの使い方にあります。
どれから試すか
| 目的 | 最初に見るツール |
|---|---|
| 1枚のキャラ画像から動きを作りたい | agent-sprite-forgeかsprite-gen。動画を作るなら、Grokかキーの準備を先に |
| AIが作ったドット絵のずれを直したい | spritefusion-pixel-snapper |
| 緑背景の一覧をキャラごとに分けたい | スプライトシートの切り出しツール |
| 背景だけ消したい(緑背景がない) | backgroundremover |
| 絵を手で直したい | Pixelorama |
| ステージを組みたい | LDtk |
素材づくりの全体像はゲーム素材をAIで作る方法に、作った素材の権利はAIで作ったゲームの著作権と規約チェックリストにまとめています。
この記事で確かめていないこと
7つの中身は、各リポジトリの説明(README)とGitHubの情報で確かめました。実際に動かしての比較は、まだしていません。動画で動きを作る費用は、使うサービスと設定で変わるため、金額は書いていません。










