- 2019-1-11
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ここではCocos-BCXとは何か？
その概要や、Cocos-BCXで作られたブロックチェーンゲーム（2019年1月7日現在テストネット公開）についてまとめています。
できるだけ専門的な用語や難しい言葉は使わずにCocos-BCXのこと、Cocos-BCXが作るブロックチェーンゲームのことを解説しているので、ブロックチェーンゲーマー・ユーザーの皆さんにとって理解しやすい内容となっています。
目次
Cocos-BCX 概要や特徴
Cocos-BCXはブロックチェーンゲームを作るためのエンジンであり、Cocos2d-xによるブロックチェーンプラットフォームです。
オープンソースゲーム開発プラットフォーム Cocos2d-x
ブロックチェーンゲームの一般的なユーザーさんからすると、「Cocos2d-xって何？」といった感じかもしれません。
まずは簡単にCocos2d-xについて
全世界で110万人の開発者がコミュニティに登録をしていて、利用者はMAU（月間アクティブユーザー）30万人であり中国国内でのシェア率は45%であり世界No.2を誇るオープンソースゲーム開発プラットフォーム。（日本国内でも30%のシェア率）
▼Cocos2d-xで作られた日本国内の主なゲーム
ツムツム
モンスト
ブレイブフロンティア
…など、有名なゲームばかりです。
まだまだ発展途上のブロックチェーンゲーム業界ですが、難しい話は抜きにして例えばとあるブロックチェーンゲームをプレイして「面白い」と感じたとき、『このゲームはブロックチェーンゲームといって、ブロックチェーン技術が使われているゲームなんだよ』という言わばブロックチェーンゲーム市場の１つの理想系となる要素や魅力が、Cocos-BCXにはあるといっても過言ではありません。
Cocos-BCXについて少し専門的に概要を紹介すると、以下のとおりです。
✔ Cocos-BCXは、ブロックチェーンゲームを作るためのエンジン
✔ マルチ対応(マルチOS・マルチデバイス・マルチチェーン)＋更新可能(アップデート可能なスマートコントラクト)＋スピード向上(改良されたDPOS)＋新しいアセット基準(NHAS-1808)など、開発者のネックとなってる部分を解決していく
Cocos-BCX Japan Official（@BcxCocos）公式Twitterアカウントにて、概要・特徴など簡単に発信されています。
Cocos-BCXは、ブロックチェーンゲームを作るためのエンジンであり、マルチ対応(マルチOS・マルチデバイス・マルチチェーン)＋更新可能(アップデート可能なスマートコントラクト)＋スピード向上(改良されたDPOS)＋新しいアセット基準(NHAS-1808)など、開発者のネックなっている部分を解決していきます😉
— Cocos-BCX Japan Official (@BcxCocos) 2018年12月24日
↑ のツイートにある「開発者のネック…」部分、従来の一般ゲームの開発者は、ブロックチェーンの技術を取り入れてから開発するというのは簡単ではないのですが、ブロックチェーンの専門知識がなくても、ブロックチェーンゲームやハイブリッドゲームの開発が可能・解決するのがCocos-BCXということですね。
真の意味でのトークン化は、アセットの所有権・資産価値の評価など課題の解決につながり、ようやく本当の意味でのゲームデジタルアセットのエコノミーシステムが実現されるでしょう💡
— Cocos-BCX Japan Official (@BcxCocos) 2018年12月23日
ココスのNHAS-1808基準を使えば、ゲームアイテム・装備・そしてアカウントなどデジタルデータがNFTのようにアセットとしてブロックチェーンに記録されます👏
これにより、公開かつ信頼性・信憑性のあるデジタルアセットのトークン化が実現されるんですよ😌👌— Cocos-BCX Japan Official (@BcxCocos) 2018年12月23日
ブロックチェーンゲームをプレイするユーザーさん側の視点からすると、面倒なことは極力省きたいはずです。
そういう意味でもマルチチェーンに対応しているのは、まだまだ小さなブロックチェーンゲーム市場においてストレスフリーな一面を提供してくれるのではないでしょうか。
ブロックチェーンゲームのほとんどはイーサリアム（ETH）のブロックチェーンが使われていますが、イオス（EOS）やトロン（TRON/TRX）といったチェーンを活用するゲームも出てきています。
マルチチェーン対応となると、それぞれのブロックチェーンの行き来がスムーズになるメリットがあるのです。
さらにマルチデバイス、マルチOSという部分において、ユーザーさんの新規流入が多く見込めるのではないかという見解もできますね。
Cocos-BCXの概要について、沿革的なところをザッと紹介していきます。
Cocos-BCXの創立について
Cocos-BCXは、2017年11月にCocos2d-xの中心メンバーと中国ブロックチェーン業界で有名開発者兼投資家が率いるチームを合わせてプロジェクトがスタートし、2018年3月にCocos-BCXとして発表しました。
4,000万米ドルの資金調達
ブロックチェーンゲームを開発するにあたって資金の調達（資金問題）は避けては通れないとも言えるべき事項です。
Cocos-BCXは2018年9月、ブロックチェーン対応ゲーム開発プラットフォームのために4,000万米ドルを調達しています。
日本円にして40億円以上もの資金調達を行った一件は、さまざまなメディアでニュースとなりました。
ちなみに、Cocos-BCXに出資した会社は
Binance Lab、INB、500Startups、OKex、BlockVC、NEO、ONTology、雄岸ファンドなど。
Cocos-BCXで作られたゲーム
2019年1月7日時点、Cocos-BCXで作られた3つのゲームがテストネット公開されています。
・COCOS SHOOTING（ココスシューティング）…ロケットをモチーフとしたシューティングゲーム
・Happy Fruit（ハッピーフルーツ）…フルーツをモチーフとしたスロットゲーム
・Tyche（タイキ）…サイコロゲーム
これらの3つのゲームは、すべて1つのアカウントで共有できるものとなっています。
ユーザー名（ID）とパスワードを1度設定すれば、3つのゲーム共通してログインすることになります。
ゲーム内の資産となるBCXが10000BCX付与された状態でスタートすることができるので、それぞれ無料でプレイスタートすることができます。
それぞれ順に見ていきましょう。
COCOS SHOOTING（ココスシューティング）のプレイ手順・遊び方
COCOS SHOOTINGのゲームの始め方を完全図解で紹介していきます。
COCOS SHOOTINGを始めるにあたって、従来の基本的なブロックチェーンゲームに見られるガス代の負担もなく、トランザクション処理による待ち時間もありません。
そのため ” サクサク動く ” と感じられると思います。
注意点というのか、元々Cocos-BCXで作られたゲームはスマホ向けに作られているので、PCで表示すると場合によっては上手く表示されない場合があるとのことです。
手順１．COCOS SHOOTING公式サイトへアクセスします。
中国語表記なので少し戸惑うかもしれませんが、新規登録（はじめにココをクリック）のボタンをクリックします。
手順２．新規登録（はじめにココをクリック）のボタンをクリックすると、↓ のように表示されます。
①…ユーザー名を決めて入力（6文字以上で覚えやすいIDを小英文字で作成）
②…パスワードを決めて入力（6文字以上でパスワードを小英数字で作成）
③…パスワードを再入力
①～③までそれぞれ入力し終えたら、④のボタンをクリックします。
手順３．④のボタンをクリックすると、↓ のように表示されます。
「loading」中なので少し待ちます。
「loading」が終わると、↓ のように表示されます。
これでCOCOS SHOOTINGをプレイすることができる状態です。
武器の装備などありますが、「PLAY」をクリックですぐにゲームで遊ぶことができるので「とにかくまずプレイしてみたい」というユーザーさんにも適しています。
基本的なHOME/メイン画面となるので、各部それぞれ紹介しておきます。
テストネットということもあり、ゲーム内通貨のような形でスタート時から10000BCX与えられています（①）
遊び方としては、ゲーム内通貨のような形でスタート時点からら10000BCX持っている状態なので、⑧のルーレットで武器など買うことができます。
100BCXでルーレットを一度回すことができるようになっています。
ルーレットにはBCXがGETできるので1回分やそれ以上の元が取れたり、パイロットとしてあの有名な映画監督？を獲得できるチャンスもあります。
パイロットもGETして武器をレベルアップ（レベル1～5）させた状態でプレイすると
こんな感じです。（動画は少し荒くなっているので実際は見栄えが若干異なります）
途中で画面左下のボムを使用している様子をアップしました。
COCOS SHOOTINGは2019年1月7日時点、3ステージ用意されている状態でプレイすることができます。
往年のシューティングゲームをプレイしてきた・プレイしたことがある方なら、どこか懐かしい気持ちになるのではないでしょうか。
ルーレットを回す際、loadingの読み込み待ちが一瞬あるものの、ゲームプレイ自体はカクつきも無く、サクサクと動くといった印象を受けました。
COCOS SHOOTING以外のCocosのゲームについても簡単に紹介・解説していきます。
Happy Fruit（ハッピーフルーツ）のプレイ手順・遊び方
Happy Fruitは、フルーツをモチーフとしたカジノでも人気なスロットゲームです。
手順１．Happy Fruitへアクセスします。
ゲームタイトルが見切れていますが、あくまでテストネット版ということと、開発が中国で行われているのでおそらくすぐに改善される可能性を思うよりはフルローンチ時に改善されることを祈りましょう。
ユーザー名とパスワードをそれぞれ入力します。
ユーザー名、パスワードどちらもCOCOS SHOOTINGログイン時に作成したものが使用できます。
それぞれ入力し終えたら、「登录」ボタンをクリックします。
手順２．「登录」ボタンをクリックすると、↓ のように表示されます。
すぐにゲームをプレイすることができます。
各部の名称を解説しておきます。
②の自分の資産に表示されるのは、COCOS SHOOTINGやTycheをプレイしている分で変動します（1つのアカウントでCocosの3つのゲームがプレイできるため）
BETできる額は最低100からとなっています。
ゲームプレイは⑦の開始ボタンをタップするだけで、スロットをSTOPさせるアクションは不要となっています。
プレイした体感ですが、BET額によって資産を増やすことは実際に可能でした。
Cocosで作られた3つのゲームの共通資産なので、上手くプレイすることでHappy Fruit以外のゲームの資産を増やせることになるわけです。
▼COCOS SHOOTINGのキャプチャー画面ですが、Happy Fruitで増やした分がそのまま反映されます。
Tyche（タイキ）のプレイ手順・遊び方
Tycheは、Cocos-BCXのランダム性を活かしたサイコロゲームです。
PvP（ユーザー同士での対戦形式）となっています。
手順１．Tycheへアクセスします。
COCOS SHOOTING、Happy Fruit同様のユーザー名・パスワードを入力し、「登录」ボタンをクリックします。
手順２．「登录」ボタンをクリックすると、↓ のように表示されます。
これでTycheをプレイすることができる状態です。
▼各部の説明
「パーティプレイ」ボタンクリックで、↓ のように表示されます。
「テーブルを探す」ボタンクリックで、↓ のように表示されます。
「テーブルに参加」ボタンクリックで、↓ のように表示されます。
サイコロを振ってどこに当たるかテーブルの上に書いてある文字の上にチップをおくという仕組みになっています。
Cocosの3つのゲームいずれも無料でスタートして遊べるので、気になる方は一度プレイしてみてはいかがでしょうか☆
新しいものを新しい状態の内から触っておくことで、今後フルローンチなどされた際に色々な発見に繋がったりすることにもなります。
Cocosのアイテム交換所・ウォレットなど
Cocosは、2019年1月7日時点でゲームのテストネット公開だけでなく、アイテム交換所・ウォレットなども公開しています。
COCOS SHOOTINGの中からアイテム交換所へログインできるようになっています。
手順１．COCOS SHOOTINGのバックパック画面を開きます。
バックパック画面を開くと、自身が獲得したアイテムなどを確認することができます。
画面下部の赤枠部分をクリックします。
手順２．バックパック画面の赤枠部分をクリックすると、別タブで ↓ のように表示されます。（キャプチャーはPCのものです）
ここでグーグルクロームの日本語翻訳で日本語に翻訳してみましょう。
PCでアクセスしているのでうまく表示されていないようですが、動作に影響はしないと感じました。
手順３．日本語翻訳すると、↓ のように表示されますね。
画面内の赤枠部分にユーザー名を、青枠部分にパスワードをそれぞれ入力します。
ユーザー名、パスワードともにCOCOS SHOOTINGログイン時に作成したものです。
手順４．ユーザー名とパスワードをそれぞれ入力し終えたら、↓ のように表示されますね。
「登录」ボタンをクリックします。
「登录」は日本語だと「ログイン」の意味合いです。
手順５．「登录」ボタンをクリックすると、↓ のように表示されます。
COCOS SHOOTINGのアイテムが購入できる「市場」などのメニューがあるほか、COCOS SHOOTING以外のCocosのゲームタイトルをチェックすることもできます。
Cocos-BCXプロジェクトは日・中・韓・米に拠点を置いていることから、今後益々認知されていくであろうプロジェクトだと思います。
TRONへ30近くのゲーム開発チームを提出していたり、
”ブロックチェーンゲームを良くするため” のプロジェクトであるCocos-BCXには今後も注目です。
▼Cocos-BCX Japan Official（Twitter）
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